性格診断#20 幼少期に音楽を習った子どもは陽キャになる？！

音楽教室に通うことの性格面の変化

子どもの頃にピアノなどの音楽教室に通っていた人は多い。音楽教室に通うことで楽器のスキルが上がることはもちろん、集中力や記憶力が上がることはよく知られている。では性格面にどのような影響があるのか？この記事では幼少期に音楽教室に通うことで性格面に起こる変化を解説していく。

音楽教室に通うのは早ければ早いほどいい！

最新の研究によると、子供たちが小さい頃から音楽のグループレッスンを受けることが、その後の社交性に良い影響を与える可能性があるということがわかった。この調査では、異なる年齢で音楽のレッスンを始めた子供たちを比較し、興味深い結果が浮かび上がっている。

1歳で音楽のレッスンを始めた6～7歳の子供たちに関する研究では、4歳で始めた子供たちよりも感受性が高いという結果が得られた。この早い段階からの音楽の経験が、感受性の発達に寄与している可能性が示唆されている。同様に、4歳から音楽のレッスンを始めた子供たちは、同年齢の仲間よりも優れたコミュニケーションスキルを持っていた。

1歳で音楽のレッスンを始めた5歳児に関する調査では、1歳以上で始めた子供たちよりも感受性が高いという結果となった。また、6～7歳で音楽のレッスンを始めた子供たちは、共感性と外向性が高いとの報告もあり、音楽が子供たちの個性の発展に寄与していることが示唆された。

これらの結果から、早い段階からの音楽レッスンが子供たちの社交性に良い影響を与える可能性がある。ただし、一部の子供たちは既に高い社交性を持っているため、7歳を過ぎるとグループでの音楽レッスンを好む傾向がある。

まとめ

小さい頃から定期的にグループで音楽のレッスンを受けることは、子供たちにとって社交性を育む素晴らしいトレーニングであり、将来の社交性を促進できる可能性がある。親は子供たちに音楽の素晴らしさを提供するだけでなく、その成長と発展において重要な役割を果たすことができる。

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性格診断#19 スポーツの世界で超一流と言われる人はどのような性格を持っているのか？

日本のスポーツ界から世界に羽ばたき、海外のチームで活躍している選手は多くいる。野球では大谷翔平、ダルビッシュ有、サッカーでは三笘薫、久保建英、バスケットボールでは八村塁、渡邊雄太など数えきれない。そんな世界で活躍し続けられる一流のスポーツ選手はどういった性格を持っているのか？今回は一流選手が持つ性格特性について解説する。

・ビッグ5について

今回もビッグ5を中心にスポーツ選手の性格を分析していく。ビッグ5は協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症的傾向の5つの要素を持ち、それぞれの要素で高い低いを組み合わせることで人間の性格を分類する科学的に最も信憑性が高い性格分析である。

性格分析のビッグ5について知りたい方は以下の記事に詳しく説明している。

性格診断#1 本当の自分が知れるビッグ5性格診断とは？ - snature’s diary

・スポーツ選手が持つ性格

2021年ポーランドで行われた研究でスポーツ選手とその中でも特に成績の高いチャンピオンになる人の性格を比べた研究によると、チャンピオンになる人が持っている性格が明らかになった。チャンピオンはそれ以外のスポーツ選手と比べると、神経症的傾向が低く、外向性、開放性、協調性、誠実性が高い傾向があった。その中でも特に神経症的傾向が顕著で、スポーツの世界でチャンピオンになる人は神経症的傾向が非常に低い傾向があった。つまり神経症的傾向が低ければ低いほど一流である可能性は高いのである。神経症的傾向の低さは一流のスポーツ選手であるかどうかの性格的要因である。

・神経症的傾向の側面

チャンピオンは神経症的傾向が非常に低いという特徴を持っていることが明らかになった。神経症的傾向が低い人は感情的に安定しており、穏やかでリラックスし、不安、緊張、イライラを感じることなくストレスに対処することができる。さらに神経症的傾向は6つの要素に分類でき、「怒り、不安、憂鬱、利己的、自意識過剰、傷つきやすさ」である。神経症的傾向が低い人は練習中も試合中も怒りや不安、憂鬱といった感情に飲み込まれることなく自分のパフォーマンスを上げることに集中できる。また一流の人は周囲から注目されることも多くあるが、周囲からの声に過度に影響されることもない。これらの要素が低いことによって競技前、競技中のパフォーマンスやモチベーションにプラスの影響がある。自意識過剰になることもなく、謙虚に競技に取り組むことができる。これは全て神経症的傾向が低い人に当てはまる傾向だ。

・まとめ

今回はスポーツで一流の人とその他の人の性格的な違いを明らかにした。一流とそれ以外の人を分けるものとして神経症的傾向が関わっていることがわかった。神経症的傾向が低いほど一流である可能性が高かった。これらの性格が海外の舞台での活躍や高いパフォーマンスにつながっているのである。

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性格診断#18 性格によってユーモアも変化する？

成功するためには、知性だけでなく性格も非常に重要である。その中でも、ビッグ5の誠実性と開放性は特に大切な要素である。また成功する上でユーモアも強力な武器となる。今回はユーモアの種類やその特徴、さらに自分のユーモアスタイルを変える方法について解説する。

・ユーモアの種類

ユーモアはどのように分類できるのだろうか？ユーモアは4つに分類することができ、親和的ユーモア、自己高揚的ユーモア、攻撃的ユーモア、自己卑下的ユーモアの4つである。

① 親和的ユーモア

親和的ユーモアは、広く受け入れられるユーモアである。誰もが知っているユーモアやあるあるネタがこれに該当する。このスタイルを持つ人は友達が多く、感情が安定している。外向性や開放性が高いことが特徴である。

② 自己高揚的ユーモア

自己高揚的ユーモアは、ストレスや日常の些細な出来事を楽しく変換する能力である。例えば時間がかかるような単純作業の仕事があったとする。普通の人であれば、やり続けるとストレスやイライラしてくる作業である。自己高揚的ユーモアを持つ人は単純作業の中におもしろい面を見つけたり、ゲーム化して楽しんで作業を行うことが上手い。うつや不安傾向が少なく、自信に満ち、楽観的な性格が特徴である。幸福度とも相関が高く、異性からも魅力的に映る。

③ 攻撃的ユーモア

攻撃的ユーモアは、他人をディスって笑いを取るスタイルだ。しかし、実はブラックジョークが多い人はメンタルが弱いと言われている。自分に自信がないため他人をディスることで自分のメンタルや優位性を保っているのである。また協調性や誠実性が低いことも知られている。

④ 自己卑下的ユーモア

自己卑下的ユーモアは、自虐的なユーモアであり、ダメな自分を見せて笑いを取るスタイルだ。自虐ネタなどが代表的である。しかしこのユーモアスタイルを持つ人はメンタルが弱く、協調性や誠実性が低いということがわかっている。

・ユーモアスタイルの変化

4つのユーモアについて解説をしたが、普段攻撃的ユーモアや自己卑下的ユーモアを多く使っている人は要注意だ。自分に自信がなくメンタルが弱い可能性がある。ユーモアスタイルを親和的ユーモアや自己高揚的ユーモアに変化させることが重要だ。最近の研究でユーモアスタイルを変えることは可能であることが明らかになっている。以下のポイントを意識することが大切だ。

・自分のユーモアスタイルを知る

→まず初めに普段から自分が使っているユーモアスタイルを理解することが重要だ。普段の友達との会話の中で4つのユーモアスタイルの回数を記録し、どのユーモアが多いかを把握しましょう。

・しんどい時にもポジティブを見出す

→ストレスや困難な状況に対しても、ポジティブな要素を見つける努力や遊び心を持ってゲーム化する努力をすることで、気持ちが前向きになったり、状況を乗り越えやすくなったりする。

・相手のいいところを見つける

→普段から友達や相手のいいところを見つける練習をすることによって、しんどい状況に陥った時にもポジティブな面を見つけることができる。

・親和的ユーモアや自己高揚的ユーモアを使った回数を記録する。

→毎日意識して親和的ユーモアや自己高揚的ユーモアを何回使うことができたかを数える。昨日より今日、今日より明日、回数が増えていくことにチャレンジしてみる。

・まとめ

ユーモアは成功に向けた重要な要素であり、その4つのユーモアスタイルを理解し適切に活用することで、より充実した人生を築くことができる。あなたも自分のユーモアスタイルを知り、柔軟に親和的ユーモアや自己高揚的ユーモアに変化させてみてはどうだろうか。

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性格診断#17 頭のいい人の見抜き方

誰もが頭がよく有能な人と知り合って友達になったり、一緒に仕事をしていきたいと思ったりしないだろう。誰もが求める頭のいい人はある性格の特徴を持っていることが明らかになっている。今回はビッグ5の観点から頭のいい人の特徴を解説する。

・ビッグ5とは？

ビッグ5とは協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症的傾向の5つの要素を持ち、それぞれの要素で高い低いを組み合わせることで人間の性格を分類する科学的に最も信憑性が高い性格分析である。

・頭のいい人の特徴

今回のテーマの本題、頭のいい人はビッグ5の中で開放性が高いという特徴がある。開放性が高い人はIQが高く創造性も高い。また知的好奇心や想像力、客観性。感情の豊かさ、クリティカルシンキングなども開放性の高さと関連がある。これらの開放性の高い人は頭のいい人と言っていい。

・頭が良い人の行動

次に頭がいい人、開放性が高い人が取りがちな行動について解説する。

次の7つに当てはまる行動が多い人ほど頭がいい人である。

①新しい解決策を考えるのが好き

→１つの方法で解決するのではなく、他の方法を模索したり、創造性を発揮して別の角度から解決策を考えたりするのが好きである。

②抽象的な思考（もし○○なら）

→もしあの時別の選択をしていたら今どうなっていただろう？や、もし動物になれるなら何になるだろう？などもし〇〇ならどうするだろうといった抽象的な思考をすることを好み、頻繁にそういった行動をとる。

③読書が好き

→仕事や勉強のために読書するのではなく、自分の知らない知識や世界を知るために読書をする。知的好奇心が満たされることに満足する。

④絵を描くのが好き

→創造力が高いため絵を描くことも好む。自分の中にある世界を表現することを好む。

⑤映画が好き

→小説や映画は自分が体験できないことを擬似的に体験できるため、創造性が刺激されることが好きな開放性の高い人はよく時間を費やす。

⑥ダンスも好き

→ダンスやスポーツなど体を動かすことも好き。

⑦楽器を弾くのも好き

→楽器や音楽など感情的な体験も好む。

・開放性が高い人の注意点

メリットしかない開放性が高い人にデメリットはないのだろうか？実は開放性が高い人は感受性が高くうつになりやすい傾向がある。感受性が高いため、普通の人では気づかない点に気づくことができるのはメリットであるが、逆に普通の人が気づかないマイナスな面にも気づいてしまう。ポジティブなことよりネガティブなことを過大に受け取ってしまうネガティビティバイアスが人間にはあるため、ネガティブに飲み込まれてしまうとうつになる可能性がある。

対策は外向性や誠実性を鍛えることだ。外向性や誠実性が高い人はうつになりにくいことが明らかになっている。つまり感受性が強くネガティブになりそうな時は1人でいるよりも積極的に友達や家族などと一緒に過ごすことが大切である。また誠実性を鍛えネガティブになりそうな時こそ意識して普段通りの生活を過ごすことが大切である。普段通りの生活を過ごすことでいつしか不安やネガティブが過ぎ去っているのである。

・まとめ

今回は頭のいい人の見抜き方について解説を行った。開放性が高い人は頭のいい傾向がある。開放性が高い人がとる行動を理解し、周りの人で頭のいい人を見抜いてみてはどうだろうか。

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性格診断#16 最もメンタルが弱い都道府県は〇〇県！？

最近の研究で地域によって性格特性に変化があることが明らかになってきた。地域によって異なる原因の１つに自然的な要因がある。例えば気温や日照時間などである。これらの違いによって人間の性格はどう変化するのかビッグ5によって示していく。

ビッグ5とは協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症的傾向の5つの要素を持ち、それぞれの要素で高い低いを組み合わせることで人間の性格を分類する科学的に最も信憑性が高い性格分析である。

・気温と性格の関係

平均気温が快適な気温に近い地域ほど、神経症的傾向が低い傾向がある。ここで快適な気温とは22℃である。

・日照時間と性格の関係

日照時間が長い地域ほど神経症的傾向が低く、短い地域ほど神経症的傾向が高い傾向があった。日本を対象にした研究によると最も神経症的傾向が高くメンタルが弱い都道府県は富山県であることが明らかになった。富山県は47都道府県の中で日照時間の長さは39番目であった。逆にメンタルが最も強い都道府県は奈良県であった。

・自然的な要因が性格と関連する理由

日照時間が長いほどメンタルが強くなる理由として神経伝達物質であるセロトニンが関係している。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、脳の興奮を抑え心身をリラックスさせる効果がある。このセロトニンが日照時間が長いほど分泌が促進されメンタルが強くなるのである。

・まとめ

日照時間と性格の関係について明らかにした。日照時間が長い地域に住む人はメンタルが安定しやすいが、日照時間が短い地域に住む人はメンタルが落ち込んだり不安定になったりしがちになる。特に日本海側は日照時間が短いため注意が必要だ。メンタルを整えたり安定させたりする対策を講じることが大切だ。またメンタルが落ち込みやすい人は日照時間が長い地域に引っ越すことも有効だろう。

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性格診断#15 仕事に熱中しすぎる人は要注意！燃え尽き症候群になりやすい性格とは？

ビッグ5は協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症的傾向の5つの要素を持ち、それぞれの要素で高い低いを組み合わせることで人間の性格を分類する科学的に最も信憑性が高い性格分析である。

仕事の燃え尽き症候群は、現代の職場で起きうる課題の一つである。最近の研究において、個人の性格特性と仕事の燃え尽き症候群との関連性について注目されており、特にビッグ5の性格要因での調査がなされている。協調性、誠実さ、外向性、神経症、開放性のそれぞれに焦点を当て、仕事の燃え尽き症候群との関連性について示す。

協調性と燃え尽き症候群

協調性と仕事の燃え尽き症候群との間には負の関連性がある。協調性が高い人は、協力的で寛容な性格を持ち、問題を避けることができる。これが仕事での燃え尽き症候群を防ぐように機能し、感情的な疲労や離人感から守る可能性がある。

外向性と燃え尽き症候群

外向性と仕事の燃え尽き症候群との間には弱い負の関連性がある。外向性が高い人は社交的であり、ポジティブな感情を持ちやすい。この性格特性が仕事での燃え尽き症候群を防ぐように機能し、感情的な疲労を防ぐ可能性がある。

開放性と燃え尽き症候群

開放性と仕事の燃え尽き症候群との間には弱い負の関連性がある。開放性が高い人は新しいものに対して好奇心があり、感情的な疲労を軽減する可能性がある。

誠実性と燃え尽き症候群

誠実性と仕事の燃え尽き症候群との間には負の関連性がある。誠実性が高い人は忍耐強く、成功志向であるため、仕事における疲労感を軽減する可能性がある。

神経症的傾向と燃え尽き症候群

神経症的傾向と仕事の燃え尽き症候群との正の関連性が報告されている。神経症的な人は感情のコントロールが難しく、非適応的な対処戦略をとりがちである。これが仕事の燃え尽き症候群を引き起こす要因となる。

まとめ

ビッグ5と仕事の燃え尽き症候群との関連性から得られた知見を活かして自己理解を深めてほしい。燃え尽き症候群は対策が可能であり、仕事にのめり込む前に対策を行うことが大切だ。自分が燃え尽き症候群になりやすい性格に当てはまった人は、燃え尽きる前に燃え尽き対策をすることが重要である。

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性格診断#15 年齢を重ねるにつれてあなたの性格はどう変化するのか？

ビッグ5は協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症的傾向の5つの要素を持ち、それぞれの要素で高い低いを組み合わせることで人間の性格を分類する科学的に最も信憑性が高い性格分析である。人生の様々なフェーズを経る中で、性格は変化していく。以下に協調性、外向性、開放性、勤勉性、神経症的傾向で年齢とともに起きる変化を示す。

1. 協調性：年齢と共に丸くなる性格

青年期は低い協調性が見られる。しかし、それ以降の成熟とともに年齢が上がるほど協調性が高くなる。他者との調和を重視する傾向が、年齢を重ねることでより強調される。

2. 外向性：成熟とともに減少する社交性

外向性は年齢とともに低下していく。青年期においては社交性が高まり、しかし成熟するにつれて内向的になるケースが一般的だ。

3. 開放性：青年期前期の低下後、安定期に進入

開放性は青年期前期において低下する傾向があるが、その後はあまり年齢の影響を受けない。安定期に入ると、個々の好奇心や柔軟性が安定し、変化が少なくなる。

4. 勤勉性：青年期から成人期に急上昇後、高齢期に低下

勤勉性は青年期から成人期にかけて急激に上昇し、その後はあまり変化しない。しかし、80歳を過ぎるころから低下の兆候が見られることが一般的だ。

5. 神経症的傾向：性別による差異と年齢別の変動

青年期の女性は神経症的傾向が比較的高い傾向があり、30代以降は低下していく。一方で、男性は青年期から低い傾向があり、年齢とともに80歳までゆるやかに低下する。

年齢の違いによる性格の変化を知ることで、自己理解や他者理解を深めてほしい。他者の成長を促進するためのコーチングやメンタリングなどに応用できる。特にリーダーシップポジションにいる方は部下の性格の変化を理解し、適切なサポートを提供することが重要だ。また勤勉性や開放性、神経症傾向の変化を知り、将来のライフプランを検討する上で有益だ。例えば、高齢期の低下傾向を踏まえて、趣味や活動の選択を計画的に行うことができる。

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